泣き虫小娘ちゃんの成長

 

 

我が家のUは泣き虫だ。赤ちゃんなんて皆泣くでしょ!そう、泣きます!でも泣かないタイプの子と、泣くタイプの赤ちゃんがいる。Uは泣くタイプのトップクラスな気がする。生まれてからの彼女の人生を一文字で表すと、「泣」と言いたいぐらいに泣いていただろう。泣き虫小娘になったのは、私がいけなかったのかな?どうすればよかったのかな?と悩む時期もあった。でも、そうじゃないことが分かってきたのだ!他の子よりも泣いている時間は長かったけど、その分表情がとても豊かでとびきりの笑顔を持っていた。泣くことで困ることもたくさんあったが、悪いことだけではなかった。そう思わせてくれるのは、たくさんの人の声のおかげだった!!!

 

彼女はいつから泣き虫娘なんだろう…

私の姉は地元から離れて住んでいる。ちょうど娘が1歳になった時、里帰り出産をしに帰省していた。帰ってきてから1ヶ月経ち、甥っ子が誕生した。出産は3日かかり、長く辛い出産ではあったが、甥っ子はよく眠る子だったそう。

思い返してみると、生後2日から母子同室が始まったが、その日は朝まで眠ることができなかった。私は姉に何度も聞いた「甥っ子くんは寝てるの?泣かないの?泣いてるから寝れなくない?」姉はわざわざ目覚ましをかけて、授乳時間になると起きて授乳していたそうだ。私は思った。あぁ、羨ましい。笑

 

人見知りは生後4ヶ月から始まった…

まだ母親の認識すらできているのか疑いたくなるほどの赤ちゃんなのに、レジのおばさんやエレベーターでご一緒するおじさんの顔を見て泣く。それだけではない。パパが抱っこしても、同居祖母が抱っこしても、もう一人の祖母が抱っこしても、ギャンギャン泣いてしまうのだ。ナンテコッタ。最初の頃は、そんなUが可愛くてたまらなかった。ミルクも拒否していたから、私から離れる時間は本当に少なかったと思う。遊ばせてあげたく支援センターに行けば泣き、私から離れることもなく、夜寝たかと思えば夜泣きは激しくなった。

「遊ばせたいは私で、この子にとって知らない人がいる場所はストレスなんだ」そう思うと、少し気が楽になった。今すぐに無理にその場に溶け込まなくても、そのうち人見知りは終わるだろう。今すぐに同い年の子と遊ばなくても、いつかは遊ぶようになるだろう。そう思えば、なんで泣くの〜!!!と悩むこともなかった。

こんな話をしてくれた方がいた。

「うちの子はよく泣いて困ってしまう。どうすればいいんだろう、と悩んでいるお母さん。大丈夫です。今はたくさんの愛情を受け取っている時期です。そばにいて泣かないならそばにいてあげましょう。無理に離れなくていいんです。でも、親子でダンス教室みたいなものには参加しないようにしましょうね!うちの子だけ、足にしがみついて泣いちゃうと悩むことになりますからね。」

 

 

その子にあったスタイルで、その時期を過ごしてあげればいいんだと思うようになった。

 

人見知りにも終わりがあった…

1歳過ぎ頃からだろうか?私側のUの祖母や祖父にも笑顔で抱っこされるようになった。それから、Uに何が起こったのだろう?と思ってしまうほど、知らない人に愛想を振りまき始めたのは数ヶ月後だった。今まで泣いていたレジのおばさんに、「バイバーイ」と手を振り、「こんにちわ〜」と私が言うとペコリと頭を下げ、いつも私以上に周りの人を観察している。目の前にいる人がやけに笑ってるな〜と思うと、Uがニッコニコ笑っている姿を見て笑っていることが度々ある。人が変わったかのような成長を遂げている子供の成長に、驚きを隠せない。皆が驚いている。

 

だが、泣き虫と人見知りは関係ない。人見知りの終わりは泣き虫の終わりではなかったのだ・・・・。笑

 

今でもよく泣いている。甥っ子は生後6ヶ月になるが、先月会った時も泣いているのはUだけだった。それでも8ヶ月もの間の人見知り期間に比べるとなんてことないと思えるのだ。

 

ママがいい!と泣いている娘…

なんで泣いているんだろうと考えたこともあったが、ただ喋れないだけで、ママの元に戻ると泣き止むということは赤ちゃんながらに「ママがいい!」そう訴えてると考えたら愛しさが生まれる。もちろん、ずっと泣かれるとそんな余裕がなくなる時もある。だから余裕を持つために、私は泣かせないようにした。その方法は離れない

離れなければいいのだ。とことん一緒にいることに決めた。夫とのデートはおろか、1人で出かけることもなかった。どこに行くにも一緒にいた。抱っこ紐を使い、おんぶをしないで過ごしたことなんてない。

 

一緒にいるとストレスが溜まってきてしまう…

先ほどあげた方法はたくさんの中の1つで、他にもある。最近知ったのは、託児所の活用・保育園の一時預かり等といったものだ。ママが笑顔で接することができるようにこう言った場所を使うのは、とても賢い方法だと思う。なぜならば母親にはどうしても甘えてしまうからだ。

自分のことを思い返すと、よくわかる。1番甘えたく、落ち着いて、抱っこして欲しいのは、母親だった。Uにとってその存在が私なのだ。だから、保育園の先生には我儘を言っていないUの姿も見ている。そういう場には同年代の友達もいて、自然とその子たちの真似をして遊んだり寝たりするようだ。その間に、お母さんがコーヒー1杯を1人で飲むことができたらどれだけリフレッシュになるだろうか。お母さんにしかわからないかもしれないが、最高のひと時になると思う。

(私の娘が泣き虫だったので、例えで話したが、どんなお母さんにもそういう時間が必要なのだ。1度試すと、子供に対して優しい感情が生まれる気がする。子供はお母さんには笑っていて欲しいのだ。笑うためには心のリセットとリフレッシュが必要な時もある。自分にとって、子供と関わる上で大事なことを、大切にして欲しい。)